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ソビエト映画を好きなわけ

もともと私はソビエト映画が好きでした。
同じ風景をジジジ~~~~~~っとためらうことなく映し出し
展開の遅いストーリー、沈黙の長い間、でもその中に観る者が
それぞれ何かを感じ得るものがある気がします。
ハリウッド映画に比べ同じ120分でも時間の流れ方が3倍くらい遅く感じます。
誰かが死んで誰かが勝つというようなはっきりしたものではなく
これから先この人たちはどうやって生きていくのだろう、幸せになるのか、、、
不安のままのあいまいな終わり方。それもやはり、その先は観た者に想像させ
より考えさせる作品が多いのです。

世相を反映したものが多いソビエト映画。
特に1960年代は戦争を背景にしたものが多く、戦場よりもその影で
寂しさや悲しみを背負う人たちの姿を描いたものが印象的です。
その中で生きる強さや楽しみを見つけていくので当時の人々は映画という
娯楽が何よりも楽しみだった。映画の黄金時代です。

今、私がソビエト映画を観ても同じことを感じます。
特に生きていくための強さ。

疲れたらソビエト映画か「かもめ食堂」をよく観ます。

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ロシア映画大学資料室には古いポスターがぎっちり貼られているました。

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