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鱈の肝臓のサラダ

白海を望むアルハンゲリスク州は海の幸にも山の幸にも恵まれています。
キノコはペチカで一晩干したもの。スープにすると香りも味も最高級!
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秋はベリー三昧。あふれんばかり煮詰められて路上で売られている。
森を歩くと甘すっぱい香りがした。
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ここで食した最高の味は「鱈の肝臓のサラダ」。
一人分でも大皿一杯に来たのでびっくりしましたが、あまりにも美味しくて
画像を撮るのを忘れていました。残り少しでぎりぎり撮影。これは絶品です!
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地元ドライバーに「うちのかみさんが揚げる鱈の唇のから揚げは一番美味しい!」と
聞いていたのでいろいろなお店で「鱈の唇」を聞いたけれどどこにもなかった・・・。
唇・・・何匹分必要なんだろう。想像しただけで怖い・・・。


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ロシア 潜水艦基地 セヴェロドビンスク

2011年10月は大好きな民芸品があるアルハンゲリスクへ行きました。 サンクトペテルブルグから電車で24時間かかるというので飛行機で アルハンゲリスク市までひとっ飛び! ロシア国内での数多い電車移動で知った私の限界は14時間。 これを超える場合は空の便と決めています。 ロシアは「黄金の秋」と言いますがまさに! arkh-12.jpg 映画のワンシーンのようです。 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ アルハンゲリスク市から西に35Kmほど 行くとセヴェロドビンスクという町があります。ここは原子力潜水艦の基地で メドヴェージェフもプーチンも年に1度は視察に訪れる重要な港。 近年インドからの潜水艦研修が多いそうですが、 近海では賄賂を使って密航も多い!とか。 村人たちが沿岸で日光浴をしていると突然「ぷっか~!」 とインドの潜水艦が現れる・・・ここでは知る人ぞ知る光景。 賄賂で動くロシア、潜水艦をも通す「袖の下」とはどのくらいの大きさなんだー! アルハンゲリスクは移民がほぼいない珍しい都市。 それだけにインド人が歩いているとやはり目立つ・・・。 むっちゃ厚着しているのでよけいに目立つ。


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ロシアのお土産 - いち・に・さん

ロシアに行って個人的に買って帰るもの。

そのいち : 「キノコのピクルス」 と 「小魚の缶詰」
キノコのピクルスは友人マリーナのおうちで何種類もご馳走になったのがきっかけで
ロシアに行く度、買って帰ります。ちゅるん!として最高~。
キノコの種類によって味も違います。
同じキノコでもメーカーによっても味に違いがあります。

「小魚の缶詰」は写真のメーカーのものが好き。
これはいつも列車で長旅をするのでそのときに朝食として出たものがきっかけ。
オイル漬けなのだけど程よく、いい塩加減。
食べながら酔っ払いのオッサンみたい・・・と思いつつどっぷりハマった。
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そのに : 「ボルシの元」と「ビーフストロガノフの元」
お肉を炒めてお水を入れて「ボルシの元」をザザー!中火で待つこと20分。
「ボルシを召し上がれ~♪」と言うわけです。
ままま、味はね、そりゃあ~即席ですもん、そりゃいいとして。
ボルシを我が家で身近に感じて戴けるなんて素晴らしいじゃないですかぁ!
というお土産もんです。
本場ロシアのビーフストロガノフは日本で食べるものと違います。
ザ・デミグラスソース!と言うよりももっとクリーミーなものが多いように思います。
味もちょっと違います。この「元」はその違いを簡単に分かりやすく表現しています。
機会があれば、ぜひお試しあれ!
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そのさん : アメリカのメーカー、フリトレーのポテトチップ。ロシアでは「いくら味」が・・・。
またサイズがでかいんですよね・・・いくら味でBIGは勇気がいる。
「どうしても買ってきて!」と友人に頼まれていたので仕方なく買いました。
味は・・・まずいですよ。うん、想像通りまずい。生臭いし。
だけどなんだろう・・・・一枚、もう一枚・・・手が伸びてしまう。
まずいんで袋を閉じて置いておく、だけど次の日また手が伸びてる・・・・。
やめられない~とまらない~♪ かっぱ・・・・あ、これは違うか・・・
でもそうなんです、まずいのに!まずいのにィ ィ~!
こんなとき彦麻呂だったら「魔のスパイラルや~」って言うだろうか。
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食器工場に潜入!

今は「インペリアルポーセリン」という会社名ですが、ロシアでも需要の高いヨーロッパでも
「ロモノーソフ」といった方がしっくりきます。
サンクトペテルブルグにあるその工場は6~7年くらい前まではただ大きいだけのうす汚い
工場にしか見えませんでした。現在は工場直営のショップをはじめ表に面した部分を改装し
かなり立派に見えます。しかも1~2階にはミュージアムも併設され、ロモノーソフだけでなく
ロシアの食器文化の歴史を堪能できます。
この工場は見学も可能で、何の鉱物が何パーセント入り・・・などかなり専門的に説明してくれます。

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製作の工程を丁寧に教えてくれます。

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さすがロモノーソフ!まじめに働いてる!ロシアでは珍しい?工場でした。

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特に絵付けの部屋は物音ひとつたたず、空気も緊張感いっぱい!しん・・・・とした中でひたすら絵付け。
じっと見学する私もつばを飲むのも緊張して、思わず出た質問が「ストレスたまりませんか?」だった。
美術学校を優秀な成績で出た職人たち、さすがにそこはピシッと言うのかと思いきや!
「たまるに決まってるじゃない!」
ロモノーソフ、半端な歴史は重ねてないわね。

ご興味のある方はぜひ見学してみてください。
ミュージアムだけでも面白い。

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あるマトリョーシカ工房の今

ロシアにはいろいろなマトリョーシカの産地があります。
有名どころでは「セルギエフ・パサード」「セミョーノフ」「ノリンスク」などなど。
昔は国営の大きな工場でたくさんの職人が働いていたのですが現在は
自宅でこつこつと作るアーティストが増え、工房といっても2~3人で組んで
作っているところも多いのです。
写真の工房はロシアでも結構名を馳せるマトリョーシカ工房ですが
ご覧のとおり外観は年季が入っていますし、以外に小さい(?)と
感じられる方も多いのでは。でもいい味出てますよね。
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まずは掘っ立て小屋でこの道40年のセリョージャが木材をマトリョーシカの形に削っていきます。
ここでのポイントは「勘」です。彼には数字というものがありません。
「勘」のみです・・・
「40年もやってんだ!狂いはないぜ!」と豪語するセリョージャですが
できたマトリョーシカは大小さまざま、ここでもいい味でてます。
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お次は絵付け。この日は2名。
「いつもはもっとたくさんいるのよ~!」と看護婦長みたいなおばさんが
言っていたけど絶対にいつも2名だけだ!
小さい頃からこの町に住み、この仕事を見て育った20歳のアンナ。
「何をするときがいちばん楽しい?」と聞くと「自転車に乗って遠くに行きたいわ~!」と
明日にでも逃亡しそうな目をしていた。
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アンナは夢のあるマトリョーシカを作るこれからもとても楽しみな作家。
ガンバレ~~~!

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タンタン、 ソビエトへ・・・行ってたんだぁ~

友人Yさんはよくフランスに行きます。
先日のお土産は「タンタン」の絵本。
なんと一巻は、「タンタン ソビエトへ行く」。
屈強で融通の利かないソビエト兵とのすったもんだが描かれている。
「タンタンの冒険シリーズ」は作家のエルジェが綿密に現地の情報を集め
ストーリーを書くそうですが、当時ソビエトの情報はなく、イメージだけで描いたそう。
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すごい想像力!

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蜂蜜!はちみつ!ハチミツ~!in ロシア

ロシアは蜂蜜王国。とろりととろけるクリ~ミ~な蜂蜜。
ロシアの蜂蜜業者200数社が集まる蜂蜜市は甘~い香りにつられて
人間も蜂もわらわらと集まります。
各地のご自慢の蜂蜜を並べ試食させてくれます。
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有名なアルタイやソチなど各地の蜂蜜を一口ずつなめていったら
結構お腹いっぱいになるものです!アカシヤ、蕎麦など種類も豊富。
もちろん蜂の巣も。
ミツバチが口から出す物体!?も薬になるとか。苦かった!
いろいろ試食しているとのどがガラガライガイガ!
そこで蜂蜜市で登場するのが蜂蜜の発酵酒メドヴーハ。
甘ったるい琥珀色の発酵酒。ノンアルコールもあるけれど
5~7%前後が美味しい!
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いかにも「自家製」的なところがいい!

メドヴーハの業者でロシア一といわれているのはスズダリにあります。
ここのは特に大好きで今回もトランクに山盛り詰め込んで出国しようとしたら
職員数人に囲まれメチャ怒られました。
ラベルもかわいい!んです。
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そのスズダリに行くと町のあちこちでメドヴーハ売りのオバちゃんがいます。
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う~ん♪なんてロシア的!絵になるわ~~~!





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おかまとB級グルメ in ロシア

今回私は百貫デブのおかま通称カマコフとモスクワのB級グルメを
楽しむことになった。その中でお勧め2点ご紹介します。

まずはお約束のカルトーシュカ。
ホクホクの蒸かしたジャガイモにたっぷりのチーズと十数種類のトッピングの
中からお気に入りを選んで盛ってもらう。
おススメはサーモンとビーツ。他にも2~3種選んで。
町のあちこちに露店があります。
軽いおやつ程度と思いきや、日本人には結構な量です!
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↑これは私のチョイス。我ながらナイス・チョイス!
カマコフは10種くらい盛っていた。ジャガイモの存在がないくらいに・・・。
もちろんカマコフはそれだけでは足りないので、ホットドッグも追加。
飲み物もクワスとビール。何でも2人前!


カマコフが少女のようにはしゃいで飛びついたこの赤い物体!
あまりのかわいさ、美しさ、そして毒々しさに食べ物だと気づくまで時間がかかった。
ロシアはもちろん、グルジアやカザフスタン地方でも昔からあるおなじみのおやつ、
その名も「チュルチヘッラ」。胡桃に糸を通したものをつなぎを入れた果汁に何度もくぐらせ
乾かしたもの。表面はグミのようで乾いているけど中身はしっとりとしていてジューシー。
糸から胡桃をこそいで食べるのです。カマコフは「これすんごく新鮮♪」と言って30cm近くある
チュルチヘッラを1本あっという間にたいらげてしまった。
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↑机1台の簡単なお店がいい味出してます。
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↑お部屋に飾りたくなるようなカワイさ。果汁のお味もいろいろ。

こちらもやっぱり、気候、風土、そして街の雰囲気を感じながら現地で戴くのが一番!
「チュルチュヘッラ」は日本に帰ってきて改めて戴きましたが、「なんじゃッこれぇ!?」って
思いましたね・・・・









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ロシアでちょっとお茶しよ。

ここ数年のCAFEブームでお茶事情もかなり変わってきたロシア。
1年前にアルバート通りにスターバックスができたと思えば、この夏には同じ通りに
4店舗に増えていた。同じ通りに・・・。というのも、客のほとんどは外国人。
外国人観光客の集まるアルバート通りならではのこと。
ロシア人にとって3倍近く高いコーヒーやチャイを飲むには「ちょっとお茶しよか・・・」と
いう気にはならないのでしょう。

やっぱり「一服」にふさわしいのは「クワス」でしょう。
一時はコーラとやらに押され消えつつあった伝統的正統派飲料クワスですが
ここ7~8年で国民のバックアップのもと、大復活を見せているのです。
クワスは黒パンとイーストで作られる発酵ドリンク。
各家庭でも作られ、お味もそれぞれ。
マーケットでペットボトルでも売られていますが、やはり街角にたたずむタンク売りがサイコー!
「プハア~やっぱりこれだよね!」とロシア人でなくてもそう言ってしまいます。
ファミリーレストランの「ヨールキーパールキー」のクワスは自社製のものだそうで
ここのクワスは日本人にも飲みやすい感じがします。
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ホテルではいつもケフィア系のドリンクを飲んでいます。出発前に日本にいるロシア人の友人に
「だったらヴァレニッツも試してみて」と。食べるヨーグルトと飲\むヨーグルトの間のような口当たりで
とにかく濃厚!乳製品は発酵段階で製品が変化してておもしろい!
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牛乳を自然発酵させてできる「タン」というドリンク。
簡単に言えば牛乳を自然に腐らせて、自然に発酵させ、自然に炭酸がフツフツと・・・
みたいな飲み物。その概念を抜いて、お味は牛乳に無糖の炭酸飲料を混ぜたような
すっきりさわやか!なもの。何に効くか分からないけど「効く~」って感じ!
中央アジアなど遊牧民をイメージするよね、と勝手に思っていたら、わらわらとカザフスタン、
タジキスタン系の青年たちが「タン!タン!」と言って数本抱え込んでいきました。
このフツフツと沸いた具合↓とりあえず何かに効きそうでしょ!?
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その土地の気候、風土に合った飲み物。やはり現地で味わうのが一番ですね。







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小さなロシア展~ロシアのソフビ人形展

今回の「小さなロシア展」はロシアのソフトビニール人形にスポットを当てました。

きっかけは昨年ロシアで博物館めぐりをしたとき、ある小さな博物館でソ連時代のおもちゃが
展示されていて、当時主流だったソフトビニール人形がずらりと並んでいました。
それを見たロシア人の友人は「あ~これも持ってた!あれは私の一番のお気に入りだったの!」
とおおはしゃぎ!
当時、買ってもらったいきさつや誰と遊んでいたかまでうれしそうに話してくれました。
「そういえば・・・」日本人の私もロシアのその人形を見てぐぐぐっと懐かしさが。
高級感もなく珍しくもないソフトビニールの人形。子どもたちはその愛らしさに単純に心を奪われ、
大人たちは愛され守られた頃の自分を思い出し、またなんとなく手にしてみたくなるものなのかもしれません。

今回展示販売しているソフビ人形は現在製造されているものでアンティークではございませんが
懐かしさは当時のまま。ちょっとあの頃にタイムスリップしてみませんか。
2009年03月19日~25日まで ロシア雑貨いりえのほとり 神戸・北野店内にて
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